- 音声学習って効果あるのかな?
- 本を読んだり、動画を見たりする勉強よりも得られる音声学習のメリットをしりたい
- 時間もないし何か楽な勉強法ないかな?
こんな疑問に答えていきたいと思います!
僕は現在、音声学習(オーディオブック)歴3年
株、FX、金などの投資を実践中で、日々音声学習の恩恵を受け取っています。
最初は自己投資と思って始めましたが、最近ではオーディオブックの拝聴は趣味みたいな感じです。
今回は、音声学習をしている僕が感じるメリットとデメリットを簡単に解説していきます。
音声学習のメリットとデメリット
メリット
- ラーニングピラミッドからも音声学習の効果は高いとされている
- 時間と場所の制限を受けない
- 復習して記憶を定着させるのに最適
まずはメリットから見ていきましょう!
ラーニングピラミッドからも音声学習の効果は高いとされている
- 講義を受ける:5%
- 資料や書籍を読む:10%
- 視聴覚(ビデオや音声等による学習):20%
- 実演を見る:30%
- 他者と議論する:50%
- 実践による経験、練習:75%
- 他者に学んだことを教える:90%
このラーニングピラミッドでは、視聴覚を使った学習が読書よりも高く、学習効率が高いとされています。
視聴覚学習でも動画の情報処理には脳の80%程を使うとされていて、「考える」ほうに力を使う割合があまり残っていないと言われていますが、音声の情報処理には、脳を使う割合が10%程と言われており、残りの多くを「考える」力に与えることが出来るので学習効率も良いとされています。
このピラミッドから分かるのは、下に行くほど自発的なアウトプットとなり、受動的なものより能動的に行動したものほど記憶に残りやすいという結果となっています。
要は、インプットよりもアウトプットが大事ということですね。
この数値などには根拠はないといった批判的な意見もあるそうですが、僕個人としては受動的なインプットやアウトプットよりも、能動的にインプットやアウトプットをしたほうが効果は高いと思います。
僕は、学校で好きではない科目の授業で学んだことは全然覚えていません。笑
目的もただテストの点数を取るために仕方なく勉強しているという状態なので、いわゆるやらされている感が強い(受動的)からです。
一方で、社会に出てから自分で興味関心のある分野での学びは、勉強していて楽しいし自己投資になっていると感じているので自発的にどんどん学びたいと思っています(能動的)
当然記憶に残りやすいのは後者ですよね。
興味関心のある分野での音声学習の効果は高いので、積極的に利用していきたいですね。
あとで音声学習を使ったアウトプットの方法も紹介しています。
時間と場所の制限を受けない
スマホとイヤホンだけで周囲の状況に関係なく、簡単に自分の学習時間を作ることが出来ます。
これが、最大のメリットと感じています!
通勤・通学の電車の中、午後の昼休憩、家事の合間、カフェでのティータイムなど周りの雑音や周りの目が気になるような環境でも関係なく、スキマ時間を自分のプライベートな勉強へと時間を使う事が出来ます。
ほとんどの人は日々スキマ時間が平均で1時間以上あると言われており、そういった時間を有効的に利用することで無駄な時間から有意義な時間へ変えることが出来ます。
1年続けるとかなりの時間を自己投資に回せるので、こういったスキマ時間もバカには出来ません。
ちょっとデキる人との差は、こういうちょっとしたことの積み重ねなのかもしれません。
僕も日々意識して時間を無駄にしていないか考えて行動するようにしています。
復習して記憶を定着させるのに最適
何度も復習する際にリスニングだと疲労感も少なく、倍速機能を使う事で効率よく学習出来るからです。
読書を長時間すると目の疲労感がたまり、長時間座ったままでいると肩や腰がこってしまい、これまた疲労感がたまってきます。
どうしても、本を持ってページをめくらないといけないので手が塞がるのも読書をする時のデメリットです。
ただ、イヤホンでのリスニングならベッドやソファーでごろごろしたままでも聴き流す事が出来ます。
歩いたり立ち上がっても手が塞がることもなくて行動に制限はありません。
家の中ならスマホから流しておけばイヤホンすらいりません。
せっかく読んだ本の内容を忘れないためには、何度も読み直して復習するのが必須です。
しかし、1度読んだ本を何度も何度も読み直すのは結構しんどいです。
それが、自分のためと分かっていても継続するのは大変です。
リスニングだと自動的に情報が入ってくるので、何度も復習するという点で続けるハードルが低く継続しやすいです。
結果として、本の内容が頭にしっかりと入って、質の高いインプットをすることが出来ます!
デメリット
- ナレーターの音声が合わない
- 数学など式や図表が多い学問には適さない
次はデメリット についても見ていきましょう。
ナレーターの音声が合わない
こればっかりは仕方がないのですが、オーディオブックの作品によっては聴いていて自分の好きではない声のナレーターの人がいたりします。
小説など自分のペースでゆっくりと情景を想像しながら読み進めるようなものも、自分の作品のイメージとナレーターさんの声のイメージとのギャップでなんだか合わないような感じがする場合もあります。
解決策としては、オーディオブックなら無料視聴が出来るので、購入前にサンプルを聴いてみるのをおすすめします。
作品によって何人かナレーターさんがいる場合もあるので、自分の好きな声で選んでみて下さい。
僕は自分で音声を吹き込むという方法を実験としてやってみましたが、自分の声を聴いていて気持ちが悪くて続けられませんでした。笑
やはりプロのナレーターさんは凄いですね!
数学など式や図表が多い学問には適さない
理由としては、頭の中で想像するのが難解で聴いていても意味不明。
数学の問題をx=・・・。と聴き続けても公式が頭に入ってきません笑
よほど、数学や物理など得意な人なら話は別かもしれませんが、やはり一般人にはキビシイと思います。少なくとも、僕には無理でした。
図表を見ながら解説されているような物も図表が音声資料に添付されていない場合には、頭に内容が入ってこないので不向きです。
音声学習の質の高い使用方法
睡眠前に聴くと脳に情報が残りやすい
実は睡眠には、脳に蓄えた知識を整理整頓して使える状態にする役割があることがわかっています。知識の量が変わるのではなく、知識の質が変わるわけです。
PRESIDENT Online
「寝る前1時間」は勉強のゴールデンアワー
と言われているそうです。
ですから、単語や記憶を要するものを睡眠前に聴くのがおすすめです。
就寝前の情報は潜在意識に残りやすいという話もあるので、出来るだけネガティブな情報は避けて、自分にとっての良い情報を取り入れるのもおすすめです。
オーディオブックを利用している僕は、タイマー機能を使って寝る前に自動で終了するようにセットをしてオーディオブックを聴いています。
質の高い睡眠をとるにも静かな環境を作るのが良いとされているので、タイマー機能は便利ですね。
YouTubeを活用してみる
現在のYouTubeは様々なジャンルのチャンネルがあり、もちろん教育系のものもあります。
エンタメ系は映像がないと視聴していて物足りないものもありますが、教育系は音声を聴いているだけでも、内容が比較的頭に入ってきやすいです。
私もよく、おすすめ本の紹介動画を映像を見ずに、音声だけで聴いています。
本の全体の内容を掴むのに役立っており、実際に購入する前の参考材料として非常に重宝しています。
「買って後悔した」というのを避けるためにも、他の人の意見を聴けるのもメリットだと思います!
動画から音声を抽出する方法もあるので、自分のお気に入りの動画を音声で楽しむというのもアリですね。
倍速機能でアウトプットも出来る
倍速機能を使う事で、文章で聞き取れない箇所が出てきます。
本の内容が音声の文章上で穴抜け状態となり、その穴を埋めるように自身の頭の中で穴埋め問題を解いていくような現象が起こります。
この穴埋め問題を解くことでアウトプットすることが出来ます!
結果として倍速機能を使いアウトプットをすることで、本の内容の記憶を高めることが出来ます。
この方法は、メンタリストのDaiGoさんが実践されていて、有効性も高い方法と言えます。
やり方として、最初は等倍もしくは少し早いくらいで聴き、2回目・3回目と繰り返し聴き流す際に、徐々にスピードを上げていくといいと思います。
最初から早すぎると本の内容が全く頭に入っていないので、意味が分かりません。笑
ただし、無理に真似をしようとせずに、自分にとっての学習に最適な方法を探してみて下さい。
まとめ
- アウトプットに近い学習法なので興味ある分野で能動的な学習に利用する
- 疲労感も少なく、時間や場所の制限を受けにくいのでスキマ時間の利用に最適
- 睡眠前に聴くことで記憶に残りやすいので、インプットに就寝前の時間を利用する
- 倍速機能を使う事でアウトプットの効果を作り出すことも出来る
学習する分野で向き不向きがありますが、音声学習はとても効率や効果の高い学習方法の1つです。
何か学びたいと思った時の学習法の1つとして選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
今回は以上です。
皆さんに感謝して終わりたいと思います!
グッドラック!